同棲の費用にかかるお金を上手にやりくりするためのコツ

同棲の費用にかかるお金

同棲の費用を事前に把握した上で、同棲を始めることが重要です。そうしないと、後からお金のことでもめることも出てくるでしょう。どのようにいて上手にやりくりをすれば良いのでしょうか。そのコツについてお伝えしていきますね。

社会人なのか学生かにより変わることも

男女が現在社会人なのか学生かにより、同性の費用のやりくりの仕方も変わってきます。学生の感覚と社会人の感覚は大きく違うでしょう。それを一緒に考えると喧嘩になりやすいので気を付けたいですね。

学生同士の場合

お互いが学生同士の場合には、アルバイトをしながらの同棲生活になるでしょう。そのため、あまり贅沢は出来ないことが多いです。でももしも元々お互いが一人暮らしをしていた場合には、家賃を半分にすることが出来るというメリットがあります。

そして家賃で困っていたけれど、それを半分ずつにすることで、暮らしやすくなるということもあるかもしれません。

学生と社会人の場合

学生と社会人の場合には、費用の負担が社会人の方にかかってくることが多いでしょう。それを覚悟の上で同棲を始めることになるのです。もしも女性が学生で男性が社会人なら夫婦のような感覚で同棲を楽しめるかもしれません。

でも女性が社会人で男性が学生の場合は、男性は養ってもらっているような、負けているような気持ちになり、背伸びをすることになります。それによって無理をすることもありがちですから、よく話合うようにしたいですね。

どちらも社会人の場合

どちらも社会人の場合は、同棲の費用について足らなくなって困ることは少ないでしょう。でも時間的な面で、休日が違う、生活リズムがずれるというようなことが起きた場合は一緒に暮らしにくくなることもあるかもしれません。

もしもこれから結婚を考えている二人の場合は、一度同棲をしてみると、イメージがつかみやすいですから、費用の面でも結婚の前の勉強と思えば良いですね。

何をどちらが支払うかを決める

同棲の費用については、どの費用をどちらが支払うかでもめることが多いでしょう。「最初はこう言っていたのに…」というようなことが続くと、二人の仲が険悪になることもありますので、最初に決めたことは出来るだけ守るようにしましょう。それが信頼関係を傷つくために、とても必要なことなのです。

家賃について

同棲の費用の中で一番高いものが、家賃だと言えるでしょう。そのためこれを一人で全額負担することは厳しいと思う人は多いのです。もしも全額負担をするのなら、何のための同線なんだろう…と思ってしまうかもしれません。

そのため、半分ずつ支払うようにする方法や、7対3の割合で支払うなどの方法を決めることが必要です。

光熱費について

光熱費がどのくらいかかるのかは、1カ月住んでみないと分からないものです。季節によって、電気代やガス代が違う場合もありますよね。理想的なのは1年を通して平均がいくらくらいになるかを割り出すことです。

その上で、どの光熱費をどちらが支払うか決めていきたいですね。最初の1カ月でひとまず大体の光熱費を出して、それを割った金額をお互いに出し合うという方法もあります。

食費はどうする?

たくさん量を食べる人もいれば、小食の人もいます。そういう中で食費を折半にするというのは、損な気持ちになることもあるかもしれません。外食が多いかそれとも自宅で食べるかということも、一緒に暮らしていく中で分かることでしょう。

かかった費用を割り出すために、レシートを残しておいて1カ月分の食費を計算してみると良いでしょう。その上でどちらがどのくらいの食費を使っているのかも見えてくるのではないでしょうか。

貯金について

普段から貯金をしてきた人にとって、同棲をしても貯金を続けたいと思うのは当然のことかもしれません。でも収入を全て使いきることを当然にしている人と暮らすと、貯金が出来ないことになります。そこで貯金を切り崩すようなことも出てきます。

お互いの将来のためにも貯金は大切なものですから、よく話合って貯金をするようにしたいですね。

現在の貯金額について

お互いにどのくらいの貯金額があるかを、正直に伝えることが必要です。でも明らかに散財をするタイプで貯金が無い相手と、しっかり今までに貯金をしてきたタイプではここで食い違うことになるでしょう。

その貯金をあてにされるようなことも出てくるのです。そうなると相手が甘えてきますので、本当の貯金額を言わない方が良い相手もいるかもしれません。

目標の貯金額は?

二人で目標の貯金額を決めるというのも、とても良いことです。貯金が出来たら、ここに行こうとか、一緒にこんなインテリアを買いたいねと話すことにより、貯金に対してのモチベーションアップをすることが出来るようになります。

貯金額を多目に設定しておけば、旅行に行くことも出来るかもしれません。

念の為の貯金額はどのくらい?

何か突然の出費があることも想定しておく必要があります。友人や知人の結婚式が続いたり、車が故障をして修理する必要が出るようなこともあるでしょう。そう考えると、どのくらいの額を貯金しておいた方が良いかを考えておくことが必要です。

いざという時の出費はキャッシングに借りれば良いという考えは、あまり持たない方が良いでしょう。そしていざという時の出費が出せないことが原因で同棲解消の可能性もありますので、出来れば50万~100万円くらいの貯金はしておきたいですね。

金銭感覚がずれている場合

どう考えても金銭感覚がずれている…と思うようなカップルの場合は、同棲をするとよりそれがはっきりするものです。今までは堅実な人だと思っていたのに、こんなにギャンブルにはまっているなんて…と思って、がっかりすることもあるでしょう。

もしも金銭感覚のずれが生じた場合にはどうしたら良いのでしょうか。

なぜ散財をするかを一緒に考える

相手の将来のためにも、散財をする理由を一緒に考えてみましょう。もしかしたら買い物依存症ということがあったり、買い物でストレス解消をしていることもあるのです。そういう場合でしたら、他に夢中になれるものを見つければ、散財をしなくなるかもしれません。

スポーツクラブに一緒に誘って入会することにより、ストレスが解消できて買い物をあまりしなくなるようなこともあります。この機会に浪費癖を直してあげる手伝いをしてあげても良いですね。

お金の大切さを伝える

相手が学生で親のお金で生活をしている場合、アルバイト経験も無いとお金を稼ぐ大変さが分かっていないこともあるのです。社会人として働いてみて初めて、お金を得ることの難しさを知った人も多いでしょう。

そのようにして必死に働いたお金なのですから、大切に思わないわけはありません。そして出来れば余分なものは買わないでおこうと思うはずです。お金の大切さを感じている方が、お金の大切さを理解していない相手に伝えてあげると良いですね。

ケチ過ぎると言われることも

お金を使い過ぎると言われることもあれば、ケチ過ぎると嫌がられることもあるのです。確かにケチと節約は違います。必要なところではお金を出して上手に節約が出来ることが理想的でしょう。

そのため、あまりにもケチというように思う場合には、その理由や改善策を話合うようにしてみましょう。そうすることにより、相手はケチではなくなり二人で上手に節約をすることも出来るようになってくるものです。

月に一度はお金について話合う

同棲をしていて楽しいと思う時間や幸せな時間を過ごすことが出来ていると、お金のことが段々どうでもよくなることもあるのです。でも月に一度はお金のことについて、二人で話をする時間を作るようにすることが賢明です。そこでお互いに思うことを言い合うようにしたいですね。

同棲を続けたいからこそ

お金のことで苦言を言うと嫌われそう…と思い、つい言えないこともあるかもしれません。でもそこで言わないことにより、結果として同棲を短い期間で終わらせざるを得ないこともあるのです。

そう考えると、同棲を長く続けるためにも相手に対して「出来ればこうしてほしい」とう伝えてみましょう。

自分のことも省みる

相手のことを責めるだけではなくて、自分はこういうところがあまり良くないので、直すようにするということを先に伝えることが必要です。相手のことばかり責めて、自分は何も直さないという態度を取ると、相手が不服に思うこともあるでしょう。

話合う限りは、こちら側も反省点を出してそれについて改善出来るようにすることが必要なのです。

具体的な数字を見せ合う

お金の話をする時には、現実的なことが必要です。そのため具体的な数字を出し合うようにすると良いでしょう。この費用がこれだけかかったというようにして、具体的な数字を出せば、そこからどのくらい節約が必要なのかも見えてくるのです。

そしてこの費用は減らせるかもしれないというようなことも、話合うことが出来るようになるでしょう。

お金のことで喧嘩をしそうになった場合

お金のことで喧嘩をしそうになることもあるでしょう。そういう時にはどうすれば喧嘩を避けることが出来るのでしょうか。

相手の怒っている理由を聞いてみる

まずは相手の言い分を聞くようにしましょう。案外納得出来るようなこともあるかもいれません。その上で解決策を考えるようにしてみましょう。相手も話すことにより、落ち着いてくれるはずです。

こちらの思いを伝える

どうしても譲れないことに対しては、相手の話を聞いた後に、こちらも言うようにしましょう。そうすることにより、お互いが気持ちを理解し合うことも可能なのです。気持ちを理解することが出来れば、喧嘩にまでならないこともあり得るでしょう。

思いやりを大切にする

お金のことで喧嘩をしそうになっても、あまり感情的にならずに、思いやりを持つようにしましょう。そしてアイデアや意見を穏やかに伝えるようにすれば、喧嘩にはなりにくいのです。

まとめ

同棲の費用にかかるお金を上手にやりくりするには、どのようなコツがあるのかについて、お伝えしてきました。初めての同棲ということになると、分からないことも多いでしょう。

でもお互いがお互いを大切に思うことが出来れば、同棲の費用についても、学ぶ気持ちが出てくるものです。そしてそれが自分たちの将来のためにもなるでしょう。